オキナワアオガエル(Rhacophorus viridis)は、両生綱無尾目アオガエル科アオガエル属に分類されるカエル。
背面の体色は青みがかった黄緑色だが、暗緑色に変色できる[2]。種小名viridisは「緑色の」の意。
平地から山地にかけての森林に生息し[1]、基亜種は草原にも生息する[2][3]。
繁殖形態は卵生。12-翌7月(亜種アマミアオガエルは12-翌5月)に水田や水たまりの周辺にある草原や地中などに(シダ植物の先端に産むこともあり)、泡に包まれた卵を産む[3]。
ペットとして飼育されることもある。テラリウムで飼育される。樹上棲のため、高さのあるケージで飼育するのが望ましい[1]。枝や流木、観葉植物などを組んで活動場所や隠れ家にする[1]。床材に潜ることもあるため、腐葉土やミズゴケなどの保湿力のある床材を敷く[1]。観葉植物などをケージ内に入れている場合は照明器具を点灯させ、昼夜のリズムをつけるようにする(夏季に高温になりすぎないように注意する)[1]。夜間や照明を消した際に霧吹きで湿度を上げる[1]。餌はコオロギやカイコの幼虫などを、ケージに直接放すか逃げないように餌容器に入れて与える[1]。