ツルアラメ(蔓荒布、学名:Ecklonia stolonifera)は、褐藻綱コンブ目 Lessoniaceae 科カジメ属に属する海藻。
主に九州北部から青森周辺にかけての日本海沿岸に分布する。胞子による増殖に加えて、日本のコンブ科の藻類の中では唯一匍匐枝による増殖を行うため繁殖力が強い。その蔓のような匍匐枝が、和名の由来となっている。
ウニが天敵で、忌避成分としてポリフェノールを含む。また、粘りの元でもあるアルギン酸を多く含むなど、栄養価は高い。
1990年代よりマコンブやワカメと言った商品価値の高い藻類の漁場を急速に侵食する「海の雑草」として問題となっており、大きな被害を受けた大間町の漁協では駆除と活用の両面からの可能性を探っていた。エグ味が強いため従来あまり食用にされていなかったが、2005年ごろからようやく食品としての商品化の目処がつき、現在は大間町の特産品となっている。
主に冬から初夏にかけての若芽を食する。大きく成長したものは苦味が強く、食用に適さない。
ツルアラメ(蔓荒布、学名:Ecklonia stolonifera)は、褐藻綱コンブ目 Lessoniaceae 科カジメ属に属する海藻。