ウシノケグサ属(学名:Festuca)は、イネ科の属のひとつ。属名は草の茎という意のラテン語に由来する[1]。
小穂は円錐花序をなす。小穂には数個の両性花を含み、包穎は大抵は尖る。護穎は洋紙質で5脈があり、普通は背面は丸いが、希に竜骨を持つものがある。芒はない場合が多いが、直立するものをもつ例もある[2]。 要するに、円錐花序で、小穂が多数の花からなり、さほど左右から扁平になっていないもの。その中で、護穎や基盤が無毛であれば、まずこの属のものと考えてよい。ただし例外は多い[3]。日本を含む温帯地方の草地や川べりなどに広く分布している。熱帯域でも高山に生育する例がある[4]
魅力的な花序を持つ種もあるが、一般的には青緑色か青灰色の葉を鑑賞するために栽培される。多くは芝生や牧草として用いられる。ロックガーデンや花壇、鉢植え用にも利用される。
日本には帰化種を含めて以下のような種がある[5]。
以下の種も人間と関係が深く、よく知られる。
ウシノケグサ属(学名:Festuca)は、イネ科の属のひとつ。属名は草の茎という意のラテン語に由来する。