アキギリ属(アキギリぞく)とは、シソ科の属の一つ。学名 Salvia 。 中南米やヨーロッパを中心に世界に約900種が分布する。サルビア、セージがこれに含まれる。1・2年草または宿根草であり、観賞用に栽培されるものが多数あるが、一部、薬草として用いられる種類もある。日本語では、アキギリ属のうち、観賞用のものをサルビア、薬や香辛料として使用できるものをセージと言って区別している場合が多い。また、最近ではアキギリ属のことをサルビア属と言うことも多い。[要出典]
草本、一部は低木になる。葉は対生、単葉のものもあるが、羽状複葉に避けるものも多い。
花は輪生に見えるが、実際には対生でありながら、それぞれが分枝を持つ偽輪生。それが穂状や総状などになる。萼は唇状で、上唇は三裂、下唇は二裂。花冠は唇花状。上唇は幅が狭くて立ち、下唇は幅が広くて三裂し、その中央が大きい。
日本原産の種類としてはアキノタムラソウ、キバナアキギリ(黄花秋桐)など約10種がある。アキギリやアキノタムラソウは山野に普通な野草である。ミゾコウジュは絶滅危惧種に指定されている。
日本国内の代表的な種は以下の通り。
次に日本国外の有名なものを挙げる。